「もっと伝わる文章を書きたい」そう思ったときにオススメの1冊
私の文章、ちゃんと相手に伝わっているのかな?
私がブログを始めたきっかけは、文章がうまく書けるようになりたいと思ったからです。
文章を書くだけなら、日記でもいいのですが、それでは自分の書いた文章を客観視できません。
せっかく書くならば、しっかり相手に伝わるように書こう。
またライティングに関する知識を増やしたいので、自然とライティングの本を読むようになりました。
その中の1冊を今回はご紹介します。
「秒で伝わる文章術」宮崎 直人 著
最近、WEBデザインなどで話題になるUX。
「ユーザーエクスペリエンス」ユーザーが快適な体験をできるように設計するという意味で使用されます。
UXライティングを仕事としている著者による1冊です。
私のおすすめポイントは次の3つです!
【おすすめポイント1】「読み手ファースト」な文章を書くポイントがわかる
「秒で伝わる文章術」では徹底して「読み手ファースト」な文章を書くことに重点が置かれています。
読み手は文章を読みたくないのだから、読んでもらうためには工夫が必要。
ここでは、「なぜ人は文章を読みたくないのか」という理由を進化の歴史などを紹介しながら、「読み手の脳に負担のかかりにくい文章の作り方」を解説しています。
【おすすめポイント2】センスの見方が変わる
「秒で伝わる文章術」では、田川欣哉さんの著書「イノベーション・スキルセット」という本を引用して、センスとは「ジャッジの連続から生まれる」と説明されています。
漠然として、先天的なもののように思われる「センス」ですが、自分の好き嫌いをはっきりさせることで鍛えることができると言われています。
私自身、ホームページのデザインをする時に参考サイトをたくさん見ますが、ただ見ているだけでは何も得られないと思います。
見ながら「ここはいいな」「ここはちょっと違うかも」と自分で判断することで、自分の中にひとつの基準ができるのではないでしょうか。
【おすすめポイント3】ライティングへの理解が深まる
「小説のような美しさが求められる『芸術的な文章』にも、しっかりと相手にわかるように書くという『実用的な文章』を書く技術が必要である」
文章には「実用的な文章」と「芸術的な文章」があることがわかります。
「秒で伝わる文章術」でも「情緒的ライティング(芸術的な文章)の前に、機能的ライティング(実用的な文章)を学ぶべき」と説明されています。
「情緒的ライティング」のみを追求した悪い例として、高いデザイン性を求めるあまりに非常に使いにくい商品が挙げられています。
情緒に訴えるよりも、まずは論理的に。
そのことをしっかり意識して、ライティングに取り組んでいこうと思います。
今日の引用ひとこと
ふつうの言葉を用いて、非凡なことを語りなさい。
冒頭にも紹介されているアルトゥール・ショーペンハウアーの言葉です。
マニュアルでも、キャッチコピーでも、相手に伝えるための文章を書く時に、参考になる1冊です。
3月6日までkindleセールの対象となっています。
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