「もっと集中力がほしい」そんなときにおすすめの1冊
「集中できなくて、時間が足りない…」
ブログを始めたきっかけは、「毎日の読書習慣をつけたい」と思ったからです。
でも、1ヶ月続けてみて、読書の時間を作るのが難しいと思うこともしばしば。
仕事が立て込んでいるときなど、「もっと時間配分をちゃんとしないと」「もっと集中して目の前のことをこなさないと」とできない自分にがっかりすることもありました。
でも、「読む」ことは日常の中で続けていきたい。
そんな時に、ふと見つけたのが今回の1冊です。
「現代病「集中できない」を知力に変える読む力最新スキル大全」佐々木 俊尚 著
著者は作家・ジャーナリストとして活躍中。
ツイッターのフォロワーが78万人とのことで、多くの人に支持されています。
巻頭には著者の書斎などの画像があるのですが、そこから著者の実力の源泉を見ているような感じがしました。
私がこの本で「なるほど!」と思ったポイントを3つご紹介します。
【なるほどポイント1】媒体ごとの「読み方」を工夫する
この本で紹介されている「読む」対象は、本だけではありません。
最初にはwebのニュースや記事の読み方の解説がされています。
そこでは効率よく読むためのアプリや設定、多数の記事を読みこなすヒントが説明されていました。
そして、本に関しても、紙媒体のものと、kindleなどの電子書籍に分類。
kindleの使い方もていねいに説明されています。
今は、ここで紹介されていたニュースアプリを使いながら、自分のベストな「読み方」をカスタマイズ中です。
【なるほどポイント2】「マルチタスクワーキング」のすすめ
マルチタスクというのは、例えばパソコンが複数の作業を細かくわけて、順番にこなしていく様子を表しています。
著者は、わたしたちの日々の作業にも、この考え方を導入することをすすめています。
細かく分ける、というだけならどこかで聞いたことがあるように思うのですが、この本の面白いのは、その細かくわけた作業に「重いタスク」「軽いタスク」と分類しているところ。
たとえば「本を読む」なら、「重い本を読む」「軽い本を読む」「読書メモを保存する」などとわけていきます。
そして、「軽いタスク」から「重いタスク」へ作業を進めて、疲れて集中力が高まらまいことがないようにと解説しています。
「マルチタスクワーキング」は、「最低限の努力」で集中する方法とされています。
そして、「集中できない」ということに焦点を当てず、受け入れてしまうことで、脳がクリアな状態になると説明されていました。
【なるほどポイント3】「ワークライフインテグレーション」のすすめ
「ワークライフバランス」という言葉は、さまざまなところで聞かれるようになりました。
確かに、「ブラック企業」と表現されるような働き方は、もう時代遅れでしょう。
ただ、著者は「ワークライフバランス」よりも「ワークライフインテグレーション」のほうがいいと書いています。
インテグレーションとは「統合」のこと。
つまり「仕事と生活をうまく統合してしまおう」ということです。
そのメリットとして、
・仕事をする時間と場所の自由が利く
・メリハリをつけやすい
・生産性がよくなる
の3つをあげています。
私自身、好きな仕事をしているので、この考え方はとても共感できました。
今日の引用ひとこと
「仕事も暮らしも含めた自分の人生全体が最適化されるようにする」
あまりご紹介できませんでしたが、この本では、本から得た情報を自分の「知肉」とする方法や、無意識からくるひらめきなど、他にもさまざまなヒントが解説されています。
ぜひ「読む」ことが好きな方や、時間の使い方を工夫したい方は読んでみてください。
ここまでご覧いただきありがとうございます。
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