「ファッションって何だろう?」そう思ったときにおすすめの1冊
ファッションが気になる…
先日、「マリー・ローランサン」展に行ったあたりからファッションが気になり出しています。
自分が装いたいというよりは、ファッションそのものをもっとくわしく知りたいという感覚。
そこで見つけたのがこちらの1冊です。
「366日 絵画でめぐるファッション史」海野 弘 著
著者の海野氏は、たくさん本を書かれていることを今回知りました。
今回も私のおすすめポイントをご紹介していきます。
【おすすめポイントその1】とにかくくわしい
基本は1ページに1つの絵画とそこに描かれているファッションが紹介されています。
366日分なので、366作品。
1作品ごとに、絵画の説明とファッションの説明、歴史まで解説がついています。
絵画のほうは、画像が大きめに配置されているので、わりと細かいところまで見ることができます。
そして、366日のページ以外にも、ルネサンスから20世紀までのファッションの歴史や特徴、それぞれのアイテムの紹介、被服に関するコラム、などなど。
何となく見ていた絵画やファッションが、ちょっと生き生きしてきた感じがしました。
【おすすめポイントその2】年代ごとの特徴がわかりやすい
ひと月ごとに時代区分がわけられているので、その時代のファッションの特徴がよくわかるようになっています。
たとえば、3月はルネサンス期のイギリスなのですが、5〜6枚ほどエリザベス一世の肖像画があって、共通したアイテムなど見つけると楽しくなりました。
ファッションのアイテムの名前をすべて覚えるのは難しいですが、絵画を通してファッションの特徴をイメージでとらえることが簡単にできます。
【おすすめポイントその3】教科書では見ないような絵画がたくさん
紹介されている絵画は、レオナルド・ダ・ヴィンチなど有名な画家もいますが、作者がわかっていないものも。
初めて見る絵画に驚き、描かれているファッションに感動して、と色々な角度から楽しむことができました。
今日の引用ひとこと
「絵画とファッションの不思議な関係」
普段ファッションに興味がなくても、ルネサンスとか歴史をあまり知らなくても、きっと楽しむことができる1冊です。
以前、ご紹介した「マリー・ローランサン展」はこちら。
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