「京都のお惣菜を作ってみたい」と思ったときにおすすめの1冊
おばんざいが好きです。
昔から京都の一般家庭で作られてきた惣菜、それがおばんざいです。
京都を旅行した際におばんざいを知り、食べ、すっかり大好きになりました。
今回は、おばんざいのレシピがたくさんの1冊をご紹介します。
「禅寺のおばんざい」 西川 玄房著
著者は禅寺である東林院のご住職で、料理教室を始めた方です。
今回も私のおすすめポイントをご紹介していきます。
【おすすめポイントその1】写真が美しい
この本はジャンルはレシピ本になると思うのですが、一皿一皿の写真がとにかく美しいです。
「ひじきの白和え」とか「ふろふき大根」とか、こんなに美しかったっけ?と思ってしまうほど。
食材のアップの写真がほとんどなので、盛り付けられている小皿とか敷かれているランチョンマットははっきりとは見えないのですが、工夫が凝らされていることが感じ取れます。
とりあえず眺めているだけでも楽しい1冊です。
【おすすめポイントその2】レシピがシンプル
この本では1皿のレシピが1ページで完結しています。
出来上がり写真からは作るのが大変そうに見えるかもしれませんが、レシピはいたってシンプル。
使っている食材や調味料も、ほとんどがよく使うものばかり。
禅寺と聞くと「精進料理」がイメージされますが、こちらのレシピはあくまでも「おばんざい」なんだなと思いました。
【おすすめポイントその3】読んでいると心が落ち着く
ひとつひとつのレシピを読んでいると、食材に対してていねいな気持ちで向き合っている感じが伝わってきます。
また、ところどころには禅の教えが紹介されていて、レシピ本でありながら禅のことを知ることができます。
そう言えば、私はこの本をキッチンに持って行ったことがありません。
作り方は別の紙にメモするか写真撮って、この本はゆっくり見られるときに開いていることに、今回改めて気付きました。
これからも大切に読んでいきたい1冊です。
今日の引用ひとこと
「手近な材料で持ち味を楽しむ」
京都の食べ物に興味がある方は、ぜひ読んでみてはいかがでしょうか。
また、東林院で開催されている料理教室はこちら。
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