レイアウトの基本が知りたい!そんなときにオススメしたい1冊
レイアウトって難しい…
突然ですが、デザインで一番難しいのは何だと思いますか?
人によってその答えは色々かと思うのですが、私の場合は「レイアウト」です。
たとえばホームページのデザインをする時に、まずレイアウトだけを決めるワイヤーフレームを作りますよね。これがよくわからなくて、webデザインを始めた頃、私はずっとうやむやにしていました。
「とりあえずざっくりと決めておいて、あとは画像とか入れたらそれなりに出来上がるだろう」という感じです。
まぁ画像や色がそれなりに綺麗だと、何となく綺麗なホームページデザインを作ることはできました。
でも、このやり方は絶対NG。
家でいうなら、基礎をしっかり作らないでインテリアだけをこだわって作るイメージです。
どんなにインテリアを頑張っても、そもそもの基礎が雑だったら、その家は間取りがおかしかったり、傾いていたりするかもしれません。
デザインも同じで、どんなに色やフォントで着飾ろうとしても、そもそものレイアウトの崩れていたら修正することは不可能です。
「良いデザインを作りたいなら、まずはレイアウトを」
というわけで、レイアウトを学ぶために選んだのが、今回ご紹介する1冊です。
「けっきょく、よはく。」ingectar-e著
他にもフォントやあしらいの本もこのシリーズにありますが、レイアウトに関するのはこちら。
私から見たおすすめポイントは次の3つです!
【おすすめポイント1】NGとOKが見開きでわかりやすい
NGとOKパターンが見開きで紹介されているので、ビフォーアフターがよくわかります。
ちょっとNGからOKパターンへの変化が大きくて、最初はまるで別のデザインに見えてしまうのですが、テキストで修正の理由をちゃんと説明してくれています。
また、見落としがちですが、それぞれのデザインに付けられているタイトルにも注目。
そのデザインをわかりやすくタイトルが説明しているからです。
とは言え、文章に頼らず自分でNGとOKパターンを見比べるといいトレーニングになるかと思います。
【おすすめポイント2】多彩なデザイン例
カフェのポスターデザインだったら、学校のパンフレットデザインだったら、ビジネスマンの名刺デザインだったら、と様々なシーンでのデザインが見られるのがこの本の面白いところ。
余白とかレイアウトとかを学びながら、実際の作例を多く見ることができるので、飽きずに学ぶことができます。
逆に作りたいものが決まっている場合は、あてはまるデザインだけを見てみるという活用法も。
【おすすめポイント3】いまいちさんとしゅっと先輩のゆるいやり取り
このシリーズでは一貫して、デザイナー駆け出しの「いまいちさん」がデザイナー先輩の「しゅっと先輩」にダメ出しを受けるという設定で話が進んでいきます。
そのやり取りはゆるいのですが、しゅっと先輩がしっかり何がダメなのか教えてくれます。
特に本章に入る前の2人のやり取りは、レイアウトの基本をわかりやすく説明してくれているので、読み飛ばすともったいないですよ。
今日のひとこと
「余白=洗練」
最初は「余白=空白」に思えて、とにかく埋めなきゃと余白を怖がっていました。
でも、しっかり目的を持った余白はただの空白ではありません。
余白はレイアウトを支える大切な要素。
最近はホームページデザインを作る時に、ワイヤーフレームだけで「美しい」と思えるデザインか確認するようになりました。
ワイヤーフレームが美しいとワクワクします。
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