ひとり時間は、本といっしょに。

ママwebデザイナーの読書記録

 

webデザインの学習に参考になる本、仕事や自分自身を見直すヒントになる本をご紹介しています。  
美しいものが好きなので、展覧会や映画の感想も時々お届けしています。

デザインの基本を知りたい!そんなときにオススメしたい1冊

基本が大切だよね…

パソコンで作業している女性の画像

実はwebデザインの勉強を始めたときは、あまり「デザインの基本」みたいな本を読んでいませんでした。

どちらかというとフォトショの使い方だったり、コードの書き方だったり、ツールの使い方をマスターすることに重心を置いていたような気がします。

とは言え、デザインの基本の4原則は知っていたので、それだけは意識して作成するようにしていました。

ちなみに、
近接・整列・強弱・反復
ですね。

でもすぐにわからなくなって、壁にぶつかってしまいました。

「どこに4原則を適用させればいいんだろう…」

どれとどれを「近接」させるべきか、「強弱」させるべきか…

そう、4原則を知っていたところでその使い所を間違えると、何の意味もありません。

やっぱり、デザインの基本を勉強しよう。
思い直して手に取ったのが今回の1冊です。

「なるほどデザイン 目で見て楽しむデザインの本。」筒井 美希 著

すっかり王道となっている1冊かと思います。
私から見たおすすめポイントは次の3つです!

【おすすめポイント1】ゆるめのイラスト

とにかくイラストがラフで可愛い。

実際にデザイナーが修正をしていく感じで、手描きのイラストがふんだんに使用されています。

もちろん、イラストは飾りのためではなく、解説の手助けをしています。

私がそうなのですが「文字情報が多いとよくわからなくなる」という方には、一目でわかるのでおすすめ。

【おすすめポイント2】ワクワク「7つ道具」

何でも「7つ道具」と聞くとワクワクしますが、この本ではデザインのツールとして紹介されています。

ただその道具は「ダイジ度天秤」「スポットライト」「擬人化力」「連想力」「翻訳機」「虫めがね」「愛」とちょっとイメージが難解…

ちょっとわかりにくいかも?と思えるキーワードですが、ネーミングにはそれぞれしっかり意味があります。

意図していることがわかると、タイトル通りに「なるほど!」と納得できるかも。

【おすすめポイント3】デザインまちがえ探しでスキルアップ

「7つ道具」の中にあるのですが、面白いのでピックアップしてみました。

よくデザイナー初心者向けのアドバイスとして、「素敵と思えるバナーを模写しなさい」って聞きませんか?

模写はお手本をよく見て真似ることですが、最初のうちは「どこから見ていけばいいんだろう」と思うことも。

また、自分が模写したものとお手本を見比べる時のポイントも、独学だと迷ってしまいがちです。

この「まちがえ探し」は、「良いデザインを見た時や、デザインの修正をする時に、どこを見ればいいのか」を学ぶのに最適なお手本です。

もう初心者を卒業した方でも、改めて見ると発見があるかもしれません。

デザインの修正前と修正後の違いを説明しているのですが、その修正ポイントの緻密さや細やかさは勉強になります。

 

今日のひとこと

「言葉と絵のバイリンガルになろう。」

デザイナーに必要なのは偏った専門性ではなく、その場に応じて最適なツールを選択できるふところの広さだと思える一冊です。

ちなみに最初に悩んでいた、どれとどれを「近接」させるとか「強弱」させるとか、の見分け方ですが、私は「ダイジ度天秤」を意識することで解決できたと思います。

 

 

 

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