ひとり時間は、本といっしょに。

ママwebデザイナーの読書記録

 

webデザインの学習に参考になる本、仕事や自分自身を見直すヒントになる本をご紹介しています。  
美しいものが好きなので、展覧会や映画の感想も時々お届けしています。

「デザインって何だろう?」そんなギモンにおすすめの1冊

「デザイナーじゃないから、デザインって関係ないよね」

でも、そう言い切れるでしょうか?

デザインって、今はどこにでもありますよね。

「デザイナーではない人」にデザインを伝える本

今回ご紹介する1冊は、デザインの意味や目的を知りたい方、デザイナーじゃないけどデザインに興味がある方におすすめです。

 

「「デザイナーではない人」にデザインを伝える本」アトオシとデザイン(永井弘人) 著

著者はグラフィックデザイナーとして幅広く活動しています。

私のおすすめポイントは次の3つです!

 

【おすすめポイント1】ざっくばらんな文体が面白い

文章は難しくなく、話し言葉で書かれている部分もあるので、簡単に読み進めることができます。

中には「ちょっとこれは下ネタ?」「これはただのダジャレ?」と思う表現もあります。

ノリが中高生の男子っぽい感じといえばいいでしょうか。

ただ、文章を面白くするために使っているのではなく、伝えたいことをわかりやすくするための表現なので、悪ふざけしているわけではありません。

ちょっと個性が強い文章、くらいかなと思います。

 

【おすすめポイント2】制作例のストーリーに引き込まれる

グラフィックデザイナーとしての制作例と、制作の流れがくわしく説明されています。

ここでも、著者独特の語り方で、完成までのやりとりが実況中継のように語られていきます。

読んでいると、著者がクライアントの想いをとても大切にしながら制作をしていることが伝わってきます。

デザイナーとしてどのような姿勢であるべきか、見せてもらっているような気持ちになりました。

 

【おすすめポイント3】「やりたいことを仕事にする」ためのヒントがわかる

グラフィックデザイナーさんが書いた本ではありますが、仕事への考え方は、他の職業でも参考になります。

たとえば、著者のもとで働きたいと言っているデザイナーさんへ向けた3つの質問は、次のようなものです。

 

・目指す「デザイナー像」は?

・そのために「つけるべき力」は何か?

・社会からみた「自分の働き方・立ち位置」はどうあるべきか?

 

「デザイナー」という部分を他の職業にすれば、どの職業でも通じそうな3つの質問ではないでしょうか。

好きなことを仕事にするのが大切だとか簡単ではないとか、さまざまな意見はあります。

周りからの意見だけにとらわれずに、「その仕事が自分にとってどんな存在なのか」ということを考えるのが大切なのだと思います。

 

今日の引用ひとこと

スキルよりも「生き様」

デザインに少しでも興味がある方はぜひ読んでみてほしい1冊です。

 

 

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