「今の生活のままでいいのかな」と思ったときにおすすめしたい1冊
「ミッドライフ・クライシス」という言葉を知っていますか?
仕事や家のことに追われていると、ふと「今の自分のままでいいのかな」と思うことがありませんか?
その悩みの根本は、もしかしたら中年になっていることと関係あるのかも、と、ある時ふと思いました。
そんな疑問を解決したくて読んだ本が、今回ご紹介する1冊です。
「ミッドライフ・クライシス」 鎌田 實 著
著者はテレビでも「がんばらない」の著作でも有名な方ですね。
ご本人を知っていると、その方の話し方のイメージで読んでいる感じがします。
文章も難しくなく、話し言葉に近いので、仕事の合間にすいすい読むことができました。
今回おすすめしたいと思ったポイントを3つご紹介します。
【おすすめポイントその1】「ミッドライフ・クライシス」がどうして起こるのかがわかる
そもそも、なぜ「ミッドライフ・クライシス」と呼ばれる、中年の危機が訪れてしまうのか、その原因がいくつか紹介されています。
病気、依存、子どもの巣立ち、自分探しが終わらない、過度なストレスなど、原因はさまざま。
「何かトラブルがあった時に陥るんだな」と一見思われますが、そうでもないというのが「ミッドライフ・クライシス」の複雑な部分です。
「ミッドライフ・クライシス」は、人生において成功している人でも経験することがあると言われています。
早い人は30代から、そして40〜60代の80%が遭遇するという「ミッドライフ・クライシス」。
今の自分の生活に違和感を感じた時に、ちょっと立ち止まってみるのもいいかもしれません。
【おすすめポイントその2】「ミッドライフ・クライシス」への対処法がわかる
この本では、「ミッドライフ・クライシス」を乗り切る方法がいくつか紹介されています。
実践的な食事や運動も多く取り上げられています。
また、この危機に対する考え方というか向き合い方のヒントもいくつか解説されています。
例をひとつご紹介します。
「これまでの人生で身につけたことを若い世代に伝えていき、自分の存在意義を再定義する。これもまた人間の本能であり、誰かのために生きることで、中年期の停滞を打ち破ることができる」(本文より引用)
ちょっとした考え方や見方を転換させていくことで、この危機をチャンスにすることができるのかなと思いました。
【おすすめポイントその3】自分に寄り添ってくれる言葉を見つけられる
最後の章は、「ミッドライフ・クライシス」の時期に寄り添ってくれる先人たちの言葉と、著者の解説がいくつかまとめられています。
その中で、一番共感したのが、こちらです。
「本は人生を変える。映画は夢や希望を与えてくれる。絵本は心を癒してくれる。」(本文より引用)
こちらは著者自身の言葉で、「“学び直し”のチャンスを逃すな」というキーワードの解説に入っていました。
とても共感したというと大げさですが、私は本も映画も絵本も好きなので、単純に嬉しかった一言です。
今日の引用ひとこと
「ミッドライフ・クライシスは“成長痛”」
変化を緩やかに楽しんでいきたいと思います。
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