「より良い人間関係を作りたい」そう思ったときにオススメの1冊
「でも」「だって」から話し始めてませんか?
話をしていると、「でも」「と言っても」など相手の意見を打ち消してしまっているときがあります。
どうして人の意見を否定してしまうんだろう。
どうしたら否定から始まらないで話ができるんだろう。
今回ご紹介する1冊が、そんな疑問を解決してくれます。
「否定しない習慣」林 健太郎 著
著者はリーダー育成家として、経営者などにコーチングを実施しています。
相手を否定せず、円満にコミュニケーションを取る方法をわかりやすく解説。
私のおすすめポイントは次の3つです!
【おすすめポイント1】「否定」の具体的な内容がわかる
「でも」と相手の意見を打ち消すことだけが「否定」ではありません。
悪意がなかったり、無意識で気づかなかったり、知らず知らずのうちに「否定」してしまっているとこの本では説明されています。
特に、「相手の意見の内容を否定したつもりであっても、相手にとってみたら人格そのものを否定されているように感じやすい」という話は、実体験が思い出されて納得してしまいました。
また、その背景として日本ならではの風土や文化が挙げられていました。
今まで育った環境や体験などを思い浮かべながら読んでみると、読む人それぞれ新しい発見があるのではないかなと思います。
【おすすめポイント2】否定しない技術がわかる
この本を読んでいて思ったことは、否定は冷たい関係性しか生み出さないということです。
否定しない方法としていくつか具体例が挙げられていますが、私は著者自身が経験した「白インク」の例えが面白かったです。
顧客の「白インク」という誤解を否定せずに、顧客の求める「白文字」を実現させていくという流れなのですが、そこには血の通った温かなコミュニケーションがありました。
逆に正しさを振りかざして相手を否定していたら、その先は何も生まれません。
相手を思いやるコミュニケーションの土台として、否定しない技術はとても有用だと思います。
【おすすめポイント3】「実践」の大切さがわかる
この本の後半の章では、とにかく実践することがすすめられていました。
コーチングの資格を得るプロセスでも、学習時間よりも経験時間のほうを多く取るように定めている場合があるそうです。
ちょっと難しそうで、自分にできるかなとためらってしまう内容もあったのですが、できることからコツコツやってみようと思います。
今日の引用ひとこと
「知っている」と「できる」は大違い
実践が大切というのはコーチングに限らず、どんな分野でも共通することかもしれません。
「否定」をうっかりしてしまうという方には、ぜひおすすめの1冊です。
3月6日までkindleセールの対象となっています。
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