自分を知るための手帳術がわかる!オススメの1冊
気が付けば、2023年もあと3ヶ月。
少しずつ2024年に向けて準備を始めた方もいるのではないでしょうか。
私が毎年この時期に準備するのは、手帳です。
みなさんは手帳を使っていますか?
スマホやパソコンでスケジュール管理しているので、紙の手帳を使っていない、という方も多いかもしれません。
でも、雑貨屋や文具店の手帳コーナーでは、様々な手帳が並べられていて、手帳ファンは意外といるんじゃないかなと思っています。
手帳の良いところは、単なるスケジュール管理にとどまらないところ。
私も数年前までは、スケジュール管理のために使っていましたが、最近は、自己分析とか自己実現のためのツールとして手帳を選んでいます。
また、以前よりも自己実現のための手帳や、手帳術の本も多く発売されるようになったのではないかと思います。
今回ご紹介するのは、私のように手帳を自己実現のツールとして使いたい方におすすめの1冊です。
来年の手帳選びに迷っている方もぜひ参考にしてみてください。
「人生の純度が上がる手帳術」本橋へいすけ・井上ゆかり 著
著者のお二人は、「自己実現を叶える」会社のメンバーとして、日々コーチングやカウンセリングに取り組んでいらっしゃるとのことです。
タイトルにもある通り、「人生の純度を上げる」=「自分が本来持っている感覚、感情を開いて、ありたい自分で生きる」ことを目的として、pure life diaryメソッドを提唱しています。
今回は、この本の中で、私が「この考え方っていいな」と思ったポイントを3つご紹介していきます。
「この考え方っていいな」ポイントその1:「to do」ではなく「to be」を大切にする
私たちは、日々の生活で、「何をすべきか=to do」を考えて行動していると思います。
毎日、しっかり「to do リスト」を作ってスケジュール管理を行なっている方もいるのではないでしょうか。
しかし、「to do」の思考は行きすぎると、「何ができなかったか」ということを課題として考えるようになり、罪悪感や自己否定感を生む原因にもなります。
そのため、この本で提案されているのが「to be」思考。
「どんな自分でありたいか・どんな自分になりたいのか」ということを大切にして、「自分を大切にできたか」という点を評価基準とします。
「to be」思考と「to do」思考で大きく違うポイントは、自分に対する評価が減点方式か加点方式かということです。
「to do」思考では「できなかったこと」が注目されるので、自分への評価は減点方式になります。
一方で「to be」思考では、「できたこと」が大切なので、自分への評価が加点方式になり、結果として自分自身へ優しくすることにつながっていきます。
「この考え方っていいな」ポイントその2:自分の大切な価値観に向き合う
この文章だけを見ると「当然だよね」と思える内容なのですが、実際に私たちはどこまで自分の大切な価値観を知っているのかな?と思います。
特に「やりたいことがわからない」という人は、もともとの判断基準となる「価値観」がわかっていない場合が多いのではないでしょうか。
この本では、自分の価値観と向き合うワークとして、8つのテーマが挙げられています。
・趣味
・学び
・暮らし
・人間関係
・パートナーシップ/恋愛
・仕事
・お金
・しあわせ
それぞれのテーマの中でいくつか質問があり、それに答えていく形で自分の価値観を見つけていきます。
実際にやってみての感想ですが、答えるのが難しい質問はありません。
ただ、意外と回答が思い浮かばない質問があったりもするので、そのポイントは今まで自分があまり向き合ってこなかった観点なのかなと思いました。
また、違うような質問で同じような回答をしていたりすることがあって、「この価値観が今の私には大切なんだな」と再確認することができました。
このワークは1回で終了ではなく、時間を置いて再度やってみるのが良いとのことなので、私も後日またやってみようと思います。
「この考え方っていいな」ポイントその3:思い込みをはずせば、自然と手帳が続く
手帳に限らず、日記もそうなのですが、私は「始めたのはいいが、毎日続けられない」タイプです。
一言で表すならば、「習慣化」ができないタイプ。
私のように習慣化ができないという悩みに対して、この本では「習慣化より大切なのは自分の変化」という考え方が大切だと説明されています。
習慣化が目的になってしまうと、書くことが目的になってしまい、書き続けられなければダメという考え方になっていきます。(to do思考に似ていますね)
そのため、手帳を完璧に埋めることを目的とせず、手帳を通じて自分と向き合うことを大切にすることが続くポイントと言えるでしょう。
この本でも、「手帳はあくまでも手段のひとつ」と説明されています。
では実際にどうすれば、手帳が続くのか。
そのための考え方として、「行動を変えるのではなく、その前段階にある、モノの見方を変える」ことが大切とされています。
つまり手帳を続けようと思うのではなく、「手帳を続けると何かいいことありそう」という気持ちで手帳と向き合うということです。
たとえば、とても疲れた1日の最後に、「疲れているのに手帳を書かなきゃならない」と思って書くのではなく、「疲れているから一言だけ書いてスッキリしよう」くらいに思って書く感じでしょうか。
また、私たちの脳は、効果を感じられると報酬を好むのだそうです。
手帳を始めて、何かしらいいことが感じられると、手帳に対する見方が変化していきます。
見方が変わることによって行動も変化していくので、無理なく手帳と向き合っていくことができるのです。
他にも、
・きれいに書かなければならない
・毎日続けなければならない
・たくさん書かなければならない
といった思い込みに対しても、それぞれ対処法が解説されています。
細かい部分はぜひ本を読んでいただけたらと思うのですが、とにかく大切なことは、「手帳を書くことが目的ではない、手帳を通じて自分が変わるのが目的」。
このことを忘れずに、私も手帳を使っていこうと思います。
おまけ:特典動画もオススメです!
この本には、特典として著者の本橋さんによる解説動画がついています。
書籍の内容をもっとわかりやすく解説してくれているので、読んだ後の振り返りにピッタリだと思います。
まとめ:自分に優しく、変わっていきたい
私自身、さんざん「できないこと」で自分を責めてきたように思います。
もちろん、そうすることで克服できたこともあったかとは思うのですが、何だか疲れてきたなというのが本音です。
何かのカタチに無理やり自分を押し込むのではなく、自分がもともと持っているカタチをそのまま生かすことってできないのかな?と思います。
もし「自分を見つめ直したいな」と思っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
そして、このメソッドを使って作られた2024年バージョンの手帳が発売されています!
ホームページも綺麗なので、興味がある方はぜひご覧ください。
ここまでご覧くださり、ありがとうございました。
もし「こんな時に合う本が知りたいんだけど、何か紹介して」というジャンルがありましたら、ぜひコメントいただけたら嬉しいです。