202303大阪・京都旅行その2「ミュシャ展」へ行ってきました!
1泊2日で大阪〜京都の美術館巡りで感じたことを、何回かに分けてお届けしています。
2回目は、京都駅すぐの「美術館「えき」KYOTO」で開催中の「ミュシャ展」です。
「ミュシャ展 マルチ・アーティストの先駆者」
美しい女性を描いた作品で知られ、日本でのファンも多いのではないでしょうか。
今回は、この展覧会を通じて私が感じた「ミュシャのここが魅力的!」ということを、3つのキーワードでお伝えします。
【キーワードその1】なんでも「女性」に変換する想像力の豊かさ
ミュシャの作品って、女性が描かれているのが当たり前。
逆にいうと、なんでも女性のイメージで描けてしまうのが、ミュシャのすごいところではないかなと、今回の展示で思いました。
他にも、「朝・昼・夕方・夜」をテーマとした作品などもありました。
どのようなモチーフでも、ミュシャは女性を通して描いてしまうのには驚きです。
女性を通してイメージする力の豊かさを、改めて感じることができました。
【キーワードその2】太い縁取り
ポスターなどの大きな作品では、しっかりと縁取りをした絵が多いです。
縁取りがある絵と言えば、現代のマンガやアニメ。
縁取りがあることで、絵がわかりやすくシンプルな印象を受けます。
絵のわかりやすさは、アニメやマンガが多くの世代に受け入れられている理由のひとつではないでしょうか。
そして、ミュシャの絵も同様に、絵のわかりやすさが作品の魅力だと思います。
【キーワードその3】なんでもデザインしてしまう万能さ
とにかく、なんでもデザインできてしまうのがミュシャのすごいところ。
作品を見ていると、メインの絵はもちろんですが、周りの装飾までていねいに描かれていることがわかります。
また、先ほども取り上げた縁取りの効果によって、絵が小さくても見えやすいので、小さな商品でも使用することができます。
後に、彼は祖国チェコのために紙幣や切手などのデザインも手掛けていますが、それができたのもこれらのスキルがあったからでしょう。
マルチ・アーティストとして、本当に多才だったんだなと思いました。
今日のひとこと
アール・ヌーボーの曲線美を楽しむ
ミュシャの曲線美を見ていると、現実のささいなことをちょっと忘れられる感じがします。
最近忙しくて大変…という方は、ぜひミュシャで一息ついてはいかがでしょうか。
春には八王子にも来るみたいです!
機会があったらこちらにも行ってみたいと思っています。
ちなみに、こちらのホームページが美しかったです!
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