「マリー・ローランサンとモード」展に行ってきました!
現在、渋谷bunkamuraで開催中です!
あいにくの雨模様でしたが、多くのお客さんでにぎわっていました。
シャネルとの関連も深いからか、ファッションが素敵な方が多かったです。
早速みどころをご紹介していきます!
【みどころその1】普段は公開されていない作品が見られる
マリー・ローランサンの作品を一度に鑑賞したのは今回が始めて。
いつもはどこに収蔵されているのかな、とパンフレットを見てみたら、マリー・ローランサン美術館の名前が出てきました。
しかし、この美術館は現在は公開されていないとのことで、今回久しぶりに鑑賞できる作品もあります。
収蔵に注目して見てみると、パリのポンピドゥーセンターや文化学園大学図書館、島根県立石見美術館など多くの場所から集めてきていることがわかり、この美術展を開催するために多くの協力があったことがうかがわれます。
【見どころポイントその2】ローランサンの絵画以外の功績がわかる
ローランサンといえば、淡いピンクの色調と優しい画風。
そんなイメージしかなかった私ですが、彼女の功績は、舞台衣装デザインなどにも残されていることを今回知りました。
バレエ「牡鹿」の衣装は、彼女の絵画の世界がそのまま舞台になったような感覚がします。
そしてバレエ「青列車」では、台本がコクトー、舞台幕がピカソ、そして衣装デザインがシャネルという豪華さ。
ちょっと動画が流れていて、スポーツウェアをバレエ衣装に使ってしまうシャネルの大胆さがかっこいいなと思いました。
【見どころポイントその3】ローランサンとシャネルのコラボレーション
最後の章では、シャネルのデザイナーを長年務めたカール・ラガーフェルドによる2011年の春夏オートクチュール・コレクションが紹介されています。
スカートの色のピンク加減が、ローランサンの絵画そのものという感じです。
ローランサンとシャネルはものすごい仲良しというわけではなかったようですが、(シャネルがローランサンに依頼した自画像が気に入らなかったとか)お互いに一目おく存在ではあったようです。
今日のひとこと
「ピンク、消え入るような淡いグレー、そしてもっと抑えた筆致で、更に黒の点も加わった」
2011年のコレクションの時のカール・ラガーフェルドの言葉です。
マリー・ローランサンの初期の画風を的確に表現している一言ではないでしょうか。
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