ひとり時間は、本といっしょに。

ママwebデザイナーの読書記録

 

webデザインの学習に参考になる本、仕事や自分自身を見直すヒントになる本をご紹介しています。  
美しいものが好きなので、展覧会や映画の感想も時々お届けしています。

「気軽な一人旅を楽しみたい」そんなときにおすすめの1冊

「47都道府県、行ってみたいな」

47都道府県女ひとりで行ってみよう (幻冬舎文庫)

久しぶりに書店に行ったら、パッとこの本が目に入ってきました。

私自身、47都道府県すべて行ったことがないので、知らないことが多くて楽しかったです。

 

「47都道府県 女ひとりで行ってみよう」益田ミリ

著者は「すーちゃん」のマンガなどで有名ですね。 

気軽に読めるエッセイで、1都道府県で4ページくらいなので、ちょっとした時間に読み進めることができます。

読んでいて面白かったポイントを3つご紹介します。

 

【面白かったポイントその1】適度に自然体な文章

著者は、あまり旅に対して熱量がないタイプのようです。

文章も、「これ行きたい!」とか「これやりたい!」という感じではなく、「何ていうか、これがすごいらしい」という感じで行き先を決めています。

ちょっと冷めた目線、とも言えるかもしれません。

ただ、その冷静さのおかげで、状況や心情を客観視して説明してくれるので、読んでいるこちらも著者と一緒に旅をしているような気分になれます。

 

私もあまり観光地で盛り上がらないタイプなので、読んでいて「そうだよね」と思うことも多かったです。

 

【面白かったポイントその2】「今回の旅で遣ったお金」

それぞれの旅には、遣ったお金がまとめられています。

エッセイを読んでいると、あまり行動派じゃないのかな?と思うのですが、遣ったお金を見ていると、「〜体験」などあり、いろいろとチャレンジしたんだなということがわかります。

その体験があまりエッセイで語られないのも不思議ですが、逆にどんな体験かわからないのも、実際に自分が行く時の楽しみになるかもしれません。

 

これを見ていて気づいたのですが、人が遣ったお金を見るということは、その人が興味や価値を感じていることを知るということにつながるんですね。

自分自身の支出を見直す時にも、「こういうものに自分は価値を感じているんだ」と振り返ることができるなと思いました。

 

【面白かったポイント3】4コママンガ

それぞれの旅の最後に、4コママンガがついています。

内容はちょっとした面白かったことや気づいたことなど。

少し自虐ネタかな?と思うこともありますが、それを卑下している感じではなく、淡々と「そういうもんだよね」と述べている感じです。

 

全体としては、著者の持ち味である素朴なタッチが可愛らしく、ちょっとほっこりします。

今日の引用ひとこと

「何かを学ぶ。などにはこだわらない「ただ行ってみるだけ」の旅。

無駄だったかどうかは、旅が終わってからわかるんだろう。」

ふらりと一人旅がしたくなった時に、ぜひ読んでみてください。

 

こちらで紹介されているカバー、私が持っているのと違うのですが何種類あるんだろう…(書店にも2種類ありました)

 

ここまでご覧いただきありがとうございます。

お仕事などのお問い合わせがございましたら、こちらからお願いします。