「自分の限界を超えたい」と思ったときに読んでほしい1冊
なんか最近同じことで失敗してる気がする……
なんか最近成長できていない気がする……
そんなお悩みをお持ちの方に、ぜひおすすめしたい1冊です。
「あなたの可能性を引き出す52のヒント FRIDAY FORWARD」ロバート・グレイザー著
最近、facebookで「この本いいよ!」と紹介されていた1冊。
「FRIDAY FORWORD(金曜日に転送)」というタイトルの不思議さも気になって、実際に読んでみました!
1.著者について
この本の著者ロバート・グレイザーさんは、国際的なマーケティング代理店の創業者であり同社CEO。
彼は、自分自身の毎日の生活を改善したい、より自分自身を向上させるためにさまざまな方法を考えていました。
そして、もしかしたらそのメソッドは社員にも役立つのではないかと思いついたのです。
共有する方法として選んだのが、ニュースレターとしてメール配信することでした。
毎週金曜日に「フライデー・フォワード」というメールを社員に配信。
その内容の素晴らしさが評判となり、タイトルにもある通り家族や知人に「forward(転送)」され、共有されていきました。
現在では、会社をはるか超えて、20万人の読者が楽しむニュースレターとなっています。
今回ご紹介する本は、メールの内容がテーマごとにまとめられています。
もともとがメールなので、1記事は3ページほどで完結。
「自分だったらどうだろう」と、考えながら少しずつ読み進めるのがオススメです。
2.内容の紹介
この本は、4つのキャパシティがテーマになっています。
どのテーマも、「自分の思い込みの壁を破る」「気づいていない自分の可能性(キャパシティ)を見出す」ための質問やヒントとなっています。
精神のキャパシティを広げる
最初のキャパシティは「精神」。
自分にとって譲れないものは何かを最初に知り、そこに集中する大切さが解説されています。
(ちなみにこの本の中では、「コア・バリュー」と呼ばれています)
私が特に気になった質問は、「人生の最後に何を話すか?」
人生のまとめとして、どんな人間でありたいか。
ものすごく抽象的で難しい質問ですが、「人となり」というかその人の内面が出てくるんじゃないかなと思います。
知性のキャパシティを広げる
次は「知性」のキャパシティ。
「精神のキャパシティ」で見つけた、「人生にとって譲れないもの」を実現させるために必要な知識を学んでいきます。
多くの方法が紹介されていますが、一番心に残ったのが「要となる習慣を持つ」こと。
著者にとっては、このメール配信そのものが習慣になったといいます。
そうは言われても、私自身、なかなか習慣にしようとしても続きません。
しかし、この本を読んで、その習慣が続かないのは、私にとって「人生において譲れないもの」から遠いからなのでは、とふと気づきました。
身体のキャパシティを広げる
3つ目は「身体のキャパシティ」です。
「人生において大切なもの」を実現するためには、身体が健康でなければなりません。
でも、ここで大切なことは病気をしないことなどではなく、自分の心身が元気でいられるように工夫をしようということです。
具体的には、嫌なことにはNOと言う、基本的な欲求(睡眠・食事など)を優先させる、自分自身と向き合うジャーナリング(書く瞑想)をしてみる、などが挙げられています。
感情のキャパシティを広げる
最後は「感情」のキャパシティ。
感謝の気持ちを伝える、自身の間違いを認める、など自分自身を向上させるために感情をどう扱うか、ということが説明されています。
私自身が一番心に残っているのは「最悪な時でも前に進む方法を見つける」という記事です。
こちらの例えとして挙げられたエピソードは、不幸に続く不幸の繰り返しで、私だったらくじけてるなと思いました。
ぜひ興味を持ったら、実際に読んでみてください。
3.私が思うこの本のすごいところ
・エピソードが豊富で、「自分だったら」と想像しながら読みやすい。
・心のもやもやが晴れるヒントがたくさん。読後はデトックスされた感じがする。
・ビジネスだけではなく、子育てなどにも応用できるヒントが多い。
4.この本を読んでほしい人のイメージ
・自分のやりたいことが見つからない、または自分に限界を感じている人
・子どもや後輩など、誰かをより良くサポートしていきたいと思っている人
・自分自身を見直したいと思っている人
5.まとめ
自己成長とか、可能性を広げるとか、カタチに見えるものではないので、「そんなの必要ないよね」という人もいるかもしれません。
でも私は最近、AIなどの進化を見ていて思うことがあります。
私たち人間が自分らしくいられないのって、AIと変わらないんじゃないかなと。
ちょっと極端な発想かもしれませんが、できることをできるだけやってみたいなと思います。
ここまで読んでくださってありがとうございます。
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