鳥取県立バリアフリー美術館へ行ってきました!
この美術館、パソコンやスマホで見られるオンライン美術館です。
なので、実際に鳥取県へ行かないで、こちらの美術館を楽しむことができます。
今回は、こちらの見どころをご紹介していきます。
鳥取県立バリアフリー美術館
このオンライン美術館の設立に関して、鳥取県のホームページではこのような説明がありました。(以下、鳥取県ホームページより引用)
「鳥取県立バリアフリー美術館」は、都道府県立では全国初となる障がい者アートに特化した360°バーチャル美術館となります。
■ 「バリアフリー美術館」特長
(1)全国初となる都道府県立の障がい者アートに特化した360°バーチャル美術館
都道府県立のオンライン美術館で障がい者アートに特化して、360°バーチャル空間を使ったオンライン美術館創立は全国初の試みとなります。
(2)様々な障がい特性に対応したバリアフリー機能
作品解説の音声読上げ・手話翻訳、作品の自動閲覧、表示の色調変更機能等を実装し、様々な障がい特性に対応したバリアフリー機能を整備しました。
(3)鳥取県内の障がいのある優れたアーティストの作品を高精度のデジタルデータで展示
各種コンテストの受賞作品はもちろん、県内の福祉施設や個人への訪問・調査により多くのアーティストの作品を収集し、高精度の撮影によるデジタルデータ化や写真計測により3Dデータ化して展示しています。
こちらの説明で大体の雰囲気は伝わると思いますが、私の感想もご紹介していきます。
【見どころポイント1】すさまじい生命感
この美術館では常設展示室と企画展示室の2種類の展示を見ることができます。
現在は、常設展示は鳥取県の障がいのあるアーティストの作品、企画展示はテーマに応じた障がいのあるアーティストの作品、となっています。
すべての作品から感じられるのが、「生きている」という感覚。
色、構図、筆使い…技法やテクニックだけでは表現できない迫力がどの作品からも感じられます。
実際の美術館に行く時と違って、気に入った作品は時間を気にしないでずっと見ていられるのも、オンライン美術館のいいところ。
ひとつの作品をじっくりと楽しむことができます。
【見どころポイント2】くわしい作品解説
それぞれの作品に、タイトル、作者名、制作年、素材、サイズ、受賞歴、所属施設、コメント(多分学芸員の方なのかなと推察されます)を見ることができます。
障がいのある方の美術展をこれまでも見たことがありますが、ここまでていねいな解説はなかったのではないでしょうか。
特に、コメントの内容が、アートとしての解説に加えて、アーティスト本人から聞いた話がまとめられているため、作品により親しみを感じることができました。
【見どころポイント3】バリアフリーなホームページ作り
先ほどの鳥取県ホームページでも「バリアフリー機能」が紹介されていましたが、本当に多様な障がいに対応できるようにさまざまな工夫が見られます。
文字サイズの変更、カラーモードの選択、音声ガイド、手話ガイド…これらの機能がひとつひとつの作品に準備されています。
また、展示室そのものの説明もわかりやすく、どんな人にも優しいオンライン美術館だと感じました。
今日の引用ひとこと
アートは、障がいのある人とない人の間にある「みえない壁」を壊す力をもっています。
ホームページに書かれている文章です。
ぜひパソコンやスマホで、「みえない壁」を壊す力を感じてみてください。
実際に鳥取県に行ったことがないので、機会を見つけて行きたいです!
ここまでご覧いただきありがとうございます。
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