ひとり時間は、本といっしょに。

ママwebデザイナーの読書記録

 

webデザインの学習に参考になる本、仕事や自分自身を見直すヒントになる本をご紹介しています。  
美しいものが好きなので、展覧会や映画の感想も時々お届けしています。

お題「大好きな絵本は何ですか?」

お題「大好きな絵本は何ですか?」

「お題」を眺めていたら、本を紹介している私にぴったりのものがあったので、書いてみます!

 

ルピナスさん―小さなおばあさんのお話

ルピナスさんー小さなおばあさんのお話」バーバラ・クーニー さく 掛川 恭子 訳

初めてのこどもが生まれたとき、家の中を図書館みたいに絵本でいっぱいにしたいと思いました。

ただ自分で探すのにも限界があったので、絵本を紹介している本やサイトを参考にして購入していました。

今回ご紹介する本は、その中で見つけた1冊です。

 

私にとっては、大人になってから出会った本。

「こんな方におすすめしたい」3タイプをご紹介いたします。

 

【こんな方におすすめ!その1】ストーリーや文章を安心して楽しみたい方へ

そもそも、絵本でアクション映画のような派手なストーリーを求める方は、あまりいないかもしれません。

この本もストーリーを1文で説明するならば、「ルピナスさんというおばあさんの一生」が淡々と描かれている本です。

それなりにハプニングはありますが、ものすごいオチがあるわけでもありません。

 

それでも、淡々としている文章の中に、ふっと心に響くコトバがあったりします。

私は読み聞かせボランティアを長年していて、この本も何度か読んだことがありました。

音に出して読むと、コトバの力とか意味にハッとさせられることがより多いような気がします。

ちょっと恥ずかしいかもしれませんが、音読は文章を楽しむ方法のひとつとしてオススメです。

 

【こんな方におすすめ!その2】やわらかいタッチの絵が好きな方へ

絵本の魅力のひとつは、やはり「絵」だと思います。

こちらの本は、水彩絵の具や色鉛筆で描いているようなやわらかいタッチの絵。

風景や植物は光を受けて明るく、ふんわりとした暖かさを感じるような絵で、絵を見ているだけでも心が落ち着くように感じます。

タイトルにもなっているルピナスが咲いている風景も、とても美しく描かれています。

 

【こんな方におすすめ!その3】何かに迷っている方へ

この本は、主人公のルピナスさんが小さい頃におじいさんと約束したことを実現するまでのストーリーが描かれています。

その約束とは、人生の意味に関すること。

その実現までに、ルピナスさんは多くの経験をし、そしてあるアクシデントがきっかけで、おじいさんとの約束に向き合うようになります。

 

様々な経験をしながら、ルピナスさんはその約束を果たす方法を考え続けていました。

いつもルピナスさんが選ぶことは、自分のやりたいこと。

そのアクティブさや行動力に驚くこともありました。

 

何かに迷っているときにそんなルピナスさんの姿を見ると、「やっぱりやりたいことをやろう」という気持ちになります。

もし何か迷っていることがある方は、ルピナスさんから勇気をもらえると思いますので、ぜひ読んでみてください。

 

今日のひとこと

「どうしてアリスという少女は「ルピナスさん」と呼ばれるようになったのでしょう」

その答えはもちろん本の中にあります。

ぜひ読んでルピナスさんの一生を感じてみてください。

 

ここまでご覧いただきありがとうございます。

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