ひとり時間は、本といっしょに。

ママwebデザイナーの読書記録

 

webデザインの学習に参考になる本、仕事や自分自身を見直すヒントになる本をご紹介しています。  
美しいものが好きなので、展覧会や映画の感想も時々お届けしています。

「1ヶ月ブログチャレンジ」DAY15

今月は「書く習慣」という本からお題をお借りして、1ヶ月書き続けるチャレンジをしています。

おかげさまで、気づけば折り返し地点。

この調子で続けていきますので、よろしくお願いします!

 

本日のお題はこちらです。

DAY15:誰かにオススメしたい本、映画、アニメ、ドラマ

今日は、最近のオススメ本をご紹介します。

 

オススメしたい本:「センス・オブ・ワンダーレイチェル・カーソン

センス・オブ・ワンダー(新潮文庫)

レイチェル・カーソンは「沈黙の春」という著書で知られる研究者です。

当時、安全とされていた化学農薬DDTの有害性を解き明かし、環境保護活動の先駆者のひとりと言えるでしょう。

 

今回ご紹介する1冊は、そのタイトル通り、感受性に関するエッセイのような文章です。

カーソンの言葉を借りるならば、センス・オブ・ワンダーとは、「神秘さや不思議さに目を見はる感性」です。

 

カーソン自身は子どもがいませんでしたが、甥のロジャーを家族で育てていました。

そして、2人でよく「冒険」に出かけていたようです。

そのことについて、カーソンはこのように記しています。

「わたしたちは、嵐の日も、おだやかな日も、夜も昼も探検にでかけていきます。それは、なにかを教えるためにではなく、いっしょに楽しむためなのです。」(引用)

カーソンがロジャーと同じ目線で自然を楽しんでいたことが伝わる文章だと思います。

 

そして、こちらの引用でも分かる通り、文章そのものはとてもわかりやすく書かれています。

簡単な言葉を使って、自然の美しさや威力を見事に描き出しており、まるで絵本を読んでいるかのようです。

カーソンの文章の素晴らしさはもとより、訳者の上遠恵子さんの文章力によるものも大きいと思いました。

 

さらに、この文章の魅力をさらに強めているのが、川内倫子さんの写真です。

自然の中での子どもの姿や、小さな虫の一枚など、対象となっているのは身近なものばかり。

ですが、どの写真も透明感や明るさを感じることができます。

 

カーソンの文章、上遠さんの訳、そして川内さんの写真が一体となって、とても美しい1冊に仕上がっています。

表紙も紙のほうが光を感じるので、ぜひお手に取ってみてください。

 

ここまで読んでくださって、ありがとうございました。

今回のチャレンジは、こちらの本を参考にしています。

ensemble-libre.hatenablog.com

 

 

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