「ダラダラ時間を減らしたいな」と思ったときに読んでほしい1冊
「やめたほうがいいのにやめられない……」
(そう言えば、昔の歌にも「わかっちゃいるのにやめられない」ってありましたね)
今回の1冊は、そんなお悩みをお持ちの方にオススメです。
「脱ダラダラ習慣!1日3分やめるノート」中島 美鈴 著
私は、スマホを意味なくダラダラ見る習慣をやめたいと思うのですが、なかなかやめられません。
その悩みを解決すべく、早速読んでみました!
ポイントは「欲求をみたしながら、我慢することなく悪習慣をやめる」
1.著者について
この本の著者中島さんは、臨床心理士として、長年「やめられない習慣をやめたい」人々と向き合ってきました。
その中には、アルコールや麻薬など、さまざまな依存症で苦しんだり犯罪をおかしてしまったりした人たちも。
本でも多くのエピソードが紹介され、現場で実践してきた説得力があります。
個人的には、この本を書くために、「自分も何か結果を出さなければ」と思い立ちダイエットを成功させたという中島さんのエピソードが大好きです。
2.簡単に内容の紹介
ポイントは「欲求をみたしながら、我慢することなく悪習慣をやめる」
タバコ、ギャンブル、アルコール、摂食障害など、「やめたい習慣」=「悪習慣」として悪者にされがちです。
でも、それらの悪習慣は悪いとわかっていても、なかなかやめることができません。
悪習慣をただ「やらない」ようにしようとしても、意志の力だけでは難しいもの。
そこで、著者は、まずは悪習慣を通して何がほしいのか、ということをハッキリさせようと解説しています。
その欲求が何かわかったら、悪習慣以外で欲求を満たす行動を見つける。
代わりの行動で欲求が満たされることで、悪習慣に戻らなくても大丈夫になっていきます。
やめたい習慣の4つのメリットを見つける
やめたい習慣はただ「悪習慣」と捉えられがちですが、実は何かの欲求を満たしています。
この本では、やめたい習慣の4つのメリットが解説されています。
①すぐに達成感を得られる
②誰かと一緒にできる
③暇をつぶせる
④体の感覚が変化するのが良い
私の場合、スマホを延々と見るのは「③暇をつぶせる」が大きいかなと思います。
ゲームをすることもありますが、それは「①すぐに達成感を得られる」も関係あるかと思いました。
今取り組んでいる仕事関連の勉強が難しいところも多く、なかなか結果に結びつかないと感じているのがひとつの原因にも見えてきました。
この本では、やめたい習慣は自分のダメなところに見えてしまって、気づかないふりをしてしまいがちと書かれています。
でも、まずはなぜこのような悪習慣にしがみついているのか、自分で冷静に判断するのが大切なんだなと感じました。
本当の願望をやめたい習慣以外で満たす
やめたい習慣のメリットから、本当の欲求が確認できたら、次は「代替行動」を探していきます。
つまり、私の場合であれば、すぐに達成感を得られるような代替行動を探してみることになります。
この本では、代替行動を探すヒントが4つ挙げられています。
①やめたい習慣のメリットを満たすもの
②自分が得意で興味があるもの
③やめたい習慣と両立できないもの
(私の場合だと、スマホの時間を短くしたいので、スマホを使った代替行動は考えないということです)
④周りから評価されるもの
3分間の「やめるノート」の書き方
とは言え、すぐにピタッとはまる代替行動はなかなか見つかりません。
そのために書くのが、3分間の「やめるノート」。
毎晩、1日を振り返って、次のことを書き出します。
①今日の出来事(やめたい習慣に関連するものにはチェック)
②やめたい習慣の量(アルコールやタバコであれば、具体的な消費数。私の場合だとスマホをダラダラ見ていた時間)
③本当は欲しかったもの
④代替行動(上手くいったものにチェック)
これは「認知行動療法」で使われる手法だそうです。
実際の書き方は、ぜひ本で確認してみてください。
3.私が思うこの本のすごいところ
・成功例が多く載せられているので、実践しやすい。
・実践法は単純。ただしっかり自分を見つめないと見つからないかも。
・自分の時間をどう使うのか、時間管理が大切だと気付かされる。
4.この本を読んでほしい人のイメージ
・やめたい習慣がある人
・なんとなく、ダラダラしている自分を変えたいと思っている人
・ある習慣で自分の心身の健康が悪くなっていると思う人
5.まとめ
やめたい習慣をやめるということは、自分の時間の使い方を変えるということ。
より自分にとって豊かな時間を持つために、この本で「ダラダラ習慣」を見直してみませんか。
ここまで読んでくださってありがとうございます。
最後に少しだけ、私のことを書いておきます。
現在、ホームページ制作、チラシ・名刺などの制作をしております。
もし何かお困りのことがありましたら、ぜひご連絡ください。
もちろん、お話だけでもOK。
お気軽にどうぞ。