「デザインってどうやって作ってるの?」と思った方におすすめの1冊
デザイナーって忍耐力が大切だなと思う1冊です。
「鬼フィードバック デザインの力は“ダメ出し”で育つ」前田高志 著
タイトルからもわかる通り、1つのデザインが完成するまでのやり取りで構成されている本です。
今回はこちらの本を3つのおすすめポイントでご紹介していきます。
【おすすめポイントその1】デザインが完成するまでがわかりやすい
この本は、とにかくデザイナーさんと著者でありディレクターである前田さんの、2人のやり取りの繰り返しで展開されていきます。
前田さんの指摘は、具体的なものからデザイナーさんに考えさせるような抽象的なものまでさまざま。
そしてその修正の繰り返しの中で、そのデザインに求められている方向性が見えていきます。
デザインの完成形だけではわからない工夫などが見られるので、なるほどと思いながら読んでいました。
【おすすめポイントその2】デザインの例が多方面で参考になる
この本で取り上げられているデザイン例は、チラシ、名刺、プレゼン資料、ポスターなど。
日頃デザインとはあまり関係がない方でも、名刺やプレゼン資料などは作る機会があるのではないでしょうか。
この本の中で、デザインを作った方の中には、デザイナーではないけれど、ご自身のYOUTUBEチャンネルのサムネイルを作成した方もいました。
もし名刺など作成する機会があるときには、ちょっとこの本をめくってみるのもいいかもしれません。
【おすすめポイントその3】全体的にコミカルな雰囲気で読みやすい
「鬼フィードバック」な内容ではあるのですが、全体的にやり取りはコミカルで、軽いタッチで進んでいきます。
また、ところどころにデザイナーさんの心の声が入ってくるのが面白い。
同じデザイナー目線になってしまって「そうだよね」と納得できることも多かったです。
デザインに限らず、ひとつのものを作るって本当に大変だけど楽しいな、と改めて思いました。
今日の引用ひとこと
「デザインを磨くのも、デザイナーを磨くのもフィードバック」
なかなか「これでいいかな」と妥協してしまいたくなることもありますが、あきらめずにいいものを作る努力は忘れないでいきたいと思った1冊でした。
やり取りを見ているだけでも勉強になる本なので、デザインを学びたい方はぜひ読んでみてください。
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