ひとり時間は、本といっしょに。

ママwebデザイナーの読書記録

 

webデザインの学習に参考になる本、仕事や自分自身を見直すヒントになる本をご紹介しています。  
美しいものが好きなので、展覧会や映画の感想も時々お届けしています。

「世の中を良くする不快のデザイン展」へ行ってきました!

「不快」をテーマにした斬新な試み。

 

「世の中を良くする不快のデザイン展」 

普段なら、「このデザインのおかげで使いやすくなっている」などと、デザインの「快」の部分が注目されるところですが、今回ご紹介するデザイン展は真逆。

あえて「不快」をデザインで作り出すことによって、ユーザーにどのような影響を与えているのかという例を紹介しています。

今回はこのデザイン展のおすすめポイントを3つご紹介していきます。

 

【おすすめポイントその1】日常的なモノが展示されている

このデザイン展では、あえて「不快」なデザイン設計をされているモノがいくつか紹介されています。

そのモノたちは、普段私たちが日常で見ているものばかり。

デザインに特に興味がない方でも、「これってそういう意図があったんだ」と新鮮な発見があると思います。

 

例えば、「無駄で夢中にさせる」デザインとして挙げられているのがスマホ

無限スクロールや通知バッジなど、邪魔だったり面倒だったりに見えることが、実はユーザーを惹きつけているのです。

 

【おすすめポイントその2】「不快」の理由がわかりやすい

このデザイン展は、モノの紹介だけではなく、どのような「不快」なデザイン設計がされているのかということがしっかりと解説されています。

化学のお話だったり

動物に関するお話だったり

実際に体験することもできます

千葉大学名誉教授・日比野 治雄氏による監修がされています。

デザインに興味がなくても、雑学や心理学など好きな方は楽しめると思います。

 

【おすすめポイントその3】デザイン展全体の「デザイン」がかっこいい

今回、初めてこちらの会場に足を運んだのですが、あまり広くはないスペースです。

それでも整然と展示があって、開放感もあり、とても素敵でした。

街をイメージさせるジオラマ模型があったり
窓に貼られた展示が影となって、いいアクセントを生み出していました

個々のデザインを見せるために、全体のデザインは白黒で統一されているのですが、解説に使われている文字とか白黒のバランスとか、とても参考になるデザイン展でした。

今日の引用ひとこと

「「不快」は私たちの生活をもっと「快」にする。」

デザインというジャンルを超えて、とにかく「快」を求めようとする現代の感覚を考え直してみるきっかけにもなりました。

体験できるものもいくつかあるので、ぜひ「不快」なデザインを体感してみてください。

 

予約不要・入場無料です。

marunouchi.g-mark.org

 

ここまでご覧いただきありがとうございます。

お仕事などのお問い合わせがございましたら、こちらからお願いします。