「それなりの文章を書けるようになりたい」そんな時におすすめの1冊
「ものすごく上手じゃなくても、さらっと文章が書けるといいな」
今回ご紹介する1冊は、「仕事で使えるレベルの、そこそこの文章を、わりと誰でも、結構早く書ける」本です。(カッコの中の文章は本書より引用しました。)
文章を書くのはそんなに得意じゃない、でも文章を仕事などで書かなければならない…そんなお悩みを持っている方にぜひ読んでもらいたい1冊。
「デジタル時代の実践スキル Webライティング 読者が離脱しない、共感&行動を呼ぶための最強メソッド」佐々木 ゴウ 著
著者はライターとして幅広く活躍しています。
私のおすすめポイントは次の3つです!
【おすすめポイント1】文章が完成するまでの流れがわかりやすい
私もそうですが、書くとなったらすぐに書き出してしまいがちです。
ただ、そうやってただ書き出してみると、少しコトバが詰まっただけでもう次が続かないもの。
そんなことにならないように、この本では、文章を書く前の準備から実際に文章ができあがるまでのステップが、ていねいに説明されています。
また、ところどころで使われているオリジナルのシートは、情報をまとめるのに大変わかりやすいです。
【おすすめポイント2】文章の骨組みがわかりやすいPiREmPa
ライティングを学んでいるとしばしば聞くのが「PREP」。
「Point・Reason・Example・Point」の4つの要素から構成した文章のパターンのことです。
この本では、PREPの足りない部分を補った「PiREmPa」が提案されています。
小文字の「i」「m」「a」はそれぞれ「Information」「Method」「Action」の略。
最初の結論の後にそれをフォローする情報が入り、
具体例の後にそれをフォローする方法が入り、
最後の結論の後に具体的な行動を促すコトバが入る、
といったイメージです。
この文章の組み立て方は、「自分の文章に何が足りないか」ということを見返すときもとても役に立つと思いました。
【おすすめポイント3】ライティングに必要なのは文章力ではないことに気づける
この本は「記事の書き方」がテーマなので、記事を発注するクライアントがいます。
そのため、文章の作り方を説明していますが、そこでは実際のクライアントとのやりとりが想定されています。
この本では、クライアントへの問い合わせの方法や、どのような質問をクライアントに投げかけるといいのか、といったところまで解説があります。
記事を書くということは、上手に文章を書くスキルだけではなく、ヒアリングやインタビューのスキルも大切。
結局は相手を思いやる気持ちにつながっていくのかなと感じました。
今日の引用ひとこと
目的を押さえて、そこにつながるアクションをしよう
文章を書くときに迷ったら、ぜひ参考にしてみてほしい1冊です。
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