ひとり時間は、本といっしょに。

ママwebデザイナーの読書記録

 

webデザインの学習に参考になる本、仕事や自分自身を見直すヒントになる本をご紹介しています。  
美しいものが好きなので、展覧会や映画の感想も時々お届けしています。

「1ヶ月ブログチャレンジ」DAY27

今月は「1ヶ月ブログチャレンジ」として、「書く習慣」という本からお題をお借りして、1ヶ月書き続けるチャレンジをしています。

 

本日のお題はこちらです。

DAY27:誰かに言われた大切な言葉

今日は、昔のことを振り返ってみます。

 

誰かに言われた大切な言葉:「納得のいく妥協をする」

この言葉を言われたのは、高校の時です。

当時通っていた塾の先生から聞いた言葉でした。

 

どの大学を受験するのか、高校3年間のうちに決定しなければなりません。

一番行きたい大学が自分の学力では難しいとなった時、どのような選択肢を選ぶのか、それは人それぞれだと思います。

とりあえず大学に行ければいいや、と思って別の大学を目指すのか。

それとも浪人するかもしれないとしても、一番行きたい大学にこだわり続けるのか。

 

そんな状況の時に言われたのが、「納得のいく妥協をしなさい」という一言でした。

 

その先生は、カミュの「シーシュポスの神話」というお話も紹介してくれました。

この話は、理不尽な仕事を神より永遠に与えられたという、ギリシャ神話に登場するシーシュポスにまつわる話です。

 

この話を、カミュは独自の視点で展開していき、理不尽な仕事を「自分の仕事」として捉え、自身の人生を積極的に受け入れていくことの大切さを述べています。

言い換えれば、カミュが描くシーシュポスもまた、「納得のいく妥協」をしているのだと思います。

 

どこからが「妥協」で、どこからが「こだわり」なのか、その見極めはとても難しく大切なのではないかと思います。

どちらかに偏りすぎると、不満や文句ばかりが出てきてしまいます。

 

塾の先生は、「妥協」と「こだわり」を見極める目を持つ大切さを含めて、この言葉を伝えてくれたのかなと、思いました。

 

実は先生の授業はすべて録画で、実際の先生には一度も会ったことがないのですが、未だに「シーシュポスの神話」は本棚に置いています。

私の買った時よりも表紙が綺麗…

 

カミュは不条理とか理不尽なことを描き出す力がすごいと思います。

コロナ禍では、こちらの本もよく読んでいました。

ペストに動揺する人々の姿が、コロナ禍の現在にオーバーラップする感じがしました。

 

 

ここまで読んでくださって、ありがとうございました。

今回のチャレンジは、こちらの本を参考にしています。

ensemble-libre.hatenablog.com

 

 

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